こんにちは、たらしら子です。
新入社員としてスーパーの鮮魚部門で働き始めたばかりの頃の私は「全然仕事が覚えられない・・・」と
毎日のように落ち込んでいました。
魚の名前、加工の手順、値付け、売り場づくり・・・。覚えることが多すぎて頭が追いつかなかったのを
今でも覚えています。
当時いた店舗は売れるお店で朝から大忙し、社員もパートさんも皆ピリピリで、慣れない私はチクリと指摘をもらうこともしばしば・・・。
「自分には向いていないのかもしれない」と本気で悩んだこともありました。
この記事では、スーパーの鮮魚部門の仕事が覚えられないと感じてしまう理由と、実際に働いて分かったことを私の体験談ベースでまとめています。
スーパーの鮮魚部門が覚えられないと感じる理由
覚えることが多すぎる
スーパーの鮮魚部門が覚えられないと感じる1番の理由は、単純に覚えることの量が多すぎるからだと思います。
魚の扱い方だけでなく、加工方法、値付けのルール、売場の作り方、衛生管理など、仕事の幅が広いのが特徴です。
店によってはさらに自部署以外の応援業務も・・・(レジや他部署の品出しなど)
しかも、どれも「なんとなく」では済まされない業務ばかりなので(特に値付け!)、最初は頭が追いつかなくなってしまいます。
情報量の多さが、覚えられない原因になってしまっていると感じました。
専門用語・魚の種類が多い
鮮魚部門では、普段あまり聞き慣れない用語や魚の名前が飛び交います。
同じ魚でも丸魚、切り身、刺身用など呼び方や扱いが変わるため、混乱しやすいですよね。
よく使うのは、丸の魚から頭と内臓を取った状態を「ドレス」と言ったり、身を骨から切り離した3枚おろしを「フィーレ」と呼んだり・・・。
とにかく鮮魚部門の専門用語は挙げ出したらキリがありません笑
また、魚自体も季節によって扱う魚が変わるため、「やっとおろし方まで覚えたよ〜!」と思った頃にその魚が消えて、また新しい魚が入ってきてどうしよ〜!みたいなこともあるあるですね。
この繰り返しが「いつまで経っても覚えられない」という不安につながることもありました。
正解が分かりにくい仕事
鮮魚の仕事は、マニュアルがあるようでない仕事なんです。
売場づくりや加工の仕方には店ごと人によってやり方が違って考え方が違うこともあります。
そのため、「これで合っているのかな?」と常に不安を感じやすい仕事でもあります。
正解がはっきりしない、言っていることが皆違う中で覚えようとすると、余計に難しく感じてしまうのだと思いました。
新人の頃、私が一番混乱していたこと
魚の名前と売場が一致しなかった
新人の頃、まずつまずいたのは魚の名前と売場がまったく一致しなかったことです。
名前を聞いても、どの棚に並んでいるのかが覚えられず、毎回あっちこっち探している状態でした。
丸魚なのか、切り身なのか、刺身用なのかによっても売場が変わるし、その日によって売り場もコロコロ変わるため当時は「なんで毎日売場変わるの〜!?」なんて混乱状態でした。
加工・値付け・品出しを同時に覚えようとしていた
鮮魚の仕事は、加工だけ、品出しだけという単純なものではありません。
加工を覚えながら値付けのルールも理解し、さらに売場づくりまで意識して仕事を進めていく必要があります。
私は最初、それらを全て一度に覚えようとしていました。
「全部早く出来るようにならなければ」と焦るほど、全てが中途半端になってしまいました。
今振り返れば、優先順位をつけて1つずつ覚えていけば良かったのですが、当時の自分はとにかく早く仕事を覚えることに必死でした・・・。
ミスを怖がりすぎて頭が真っ白になっていた
鮮魚は基本は刃物を使って食品を扱う仕事です。
そのため、「間違えたらどうしよう」「怒られたらどうしよう」という不安が常にありました。
ミスを怖がるあまり、頭が真っ白になることもありました。
覚えられないというより、緊張で思考が止まっていたのだと、今なら分かります。
実は最初から覚えなくてよかったこと
魚の細かい種類
新人の頃は、お客さんから聞かれることもあるだろうしと、魚の種類をできるだけたくさん覚えなければいけないと思い込んでいました。
でも実際は、最初から細かい魚の種類まで完璧に覚える必要はありません。
まずはよく売れる魚や、毎日扱う基本的な商品から少しずつ覚えていけば充分です。
細かい違いや季節ごとの商品は、働きながら自然と身についていきました。
「たくさん覚えなきゃ」と思うほど苦しくなりますが、優先順位をつけるだけでかなり楽になります。
加工スピード
上司や周りの先輩が手際よく加工しているのを見ると、「早く出来るようにならなきゃ」と焦っていました。
さらに、当時いた店は捌く魚の物量も多く、テキパキやらないといつまで経っても仕事が終わりませんでした。
しかしこれは上司や先輩方にも言われたのですが、新人のうちはスピードよりも丁寧さの方がずっと大切だということです。
買い物にくるお客さんは、商品の見ばえをよく見ています。どんなに早く魚が捌けても、商品作りが綺麗でなければお客さんは買ってくれません。
最初は時間がかかって当たり前ですし、むしろ急いだことでミスをしたり怪我をしてしまうリスクがあります。
私もスピードよりも丁寧さを意識したことで、商品作りのクオリティも上がりましたしスピードも自然に身につけることができました。
売場づくりの細かい工夫
売場作りにもカラーコントロールとか並べ方とか色々細かい工夫があります。が、それを最初から理解するのは難しいものです。
新人のうちは、上司や先輩から、まずは基本の並べ方を教わり覚えるだけで充分でした。
仕事に余裕が出てきたら、自分なりの工夫を凝らしてみたりしてもいいでしょう。
全てを完璧にやろうとせず、「今の自分に必要なことだけ」を意識する方が、結果的に早く成長できたと感じています。
少しずつ楽になった考え方
完璧に覚えようとしない
新人の頃は、「早く一人前にならなければ」と焦っていました。
でも、鮮魚の仕事は一朝一夕で覚えられるものではありません。
ある時、「全部覚えなくてもいい」と思えたことで、気持ちが少し軽くなりました。
完璧を目指そうとするよりも、その日に教わったことを1つだけ確実に覚える。
それだけでも充分だと考えるようにしました。
「今は分からなくて普通」と思えた
鮮魚部門は、専門性が高い部門だと感じています。
だからこそ、「最初は分からないのが当たり前」だと思えるようになったことは大きな転機でした。
周りの先輩は何年、何十年も経験を積んでいる人たちです。
同じレベルを最初から求めなくてもいい、と自分に言い聞かせるようにしました。
1日の中で1つだけ覚えればいい
一番楽になったのは、先ほども挙げましたが「今日はこれだけ覚えよう」と決めるようにしたことです。
魚の名前を一つ覚える。加工の手順を一つ理解する。それだけでも前に進んでいます。
小さな積み重ねが、気付けば自信に繋がっていました。
今振り返ると、覚えられないと悩んでいた時間も、ちゃんと成長の途中だったのだと思います。
鮮魚が覚えられなくて悩んでいる人へ
今、スーパーの鮮魚部門が覚えられなくて悩んでいる人もいるかもしれません。
忙しない現場の中で、毎日怒られている気がしたり、「自分だけ出来ていない」と感じたりすることもあると思います。
でも、鮮魚の仕事は本当に覚えることが多く、慣れるまで時間がかかる部門です。
最初からスムーズにできる人の方が少ないと、私は実感しています。
覚えられない=向いていない、とは限りません。ただ、まだ経験が足りないだけかもしれません。
もし今辛いと感じているなら、まずは「出来ないのが普通」と知ってほしいです。
そして、今日できたことを一つだけ認めてあげてほしいと思います。
私も最初は色んな人に怒られて悩んでいましたがある時、厳しかったパートさんが自分の仕事を褒めてくれた時から見える景色が変わりました。
今は、あの頃の自分に「焦らなくて大丈夫」と伝えたい気持ちです。
▶︎鮮魚部門で特につまづいている方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてくださいね!