こんにちは、たらしら子です。
鮮魚の仕事を始めたけどなかなか覚えられない…
鮮魚って人手が足りないところも多く、上司や先輩から早く覚えて!みたいなプレッシャーをかけられてしまう人もちらほらいます…。
この記事では、以下のことが分かります。
- 鮮魚に入ったばかりの人の仕事内容について
- 新人の人が覚えるのが大変な作業について
- 仕事を少しでも早く覚えるコツ
私も新卒でスーパーの鮮魚に配属され、右も左も分からず最初はなかなか慣れなくて大変でした。
慣れるまでは大変な仕事ですが、その分色々出来るようになる楽しさもあります。
鮮魚に入ったばかりの人、仕事内容は?
鮮魚の仕事が初めてだったり慣れていないという方には、
まずは包丁を使わない業務から慣れてもらうのが一般的な流れです。
- 詰め物、盛り付け
- パック、値付け
- 品出し
この辺りの業務ですね。今回はこちらをメインに、新人の人が覚えるのが大変な作業や早く覚えるコツについて説明していきます!
詰め物の量目、盛り付け方が覚えられない
私が働いていた場所も、新人の人はまず最初に詰め物や盛り付けから入らされるんですが、
詰め物はグラム売りの商品を1パックどれくらいの量詰めれば良いかや、盛り付けも色々やり方があって新人にとっては難しいところがありますね。
グラムはきっちり計りすぎない
例えば『しらすを70gで詰めて〜』と言われてきっちりかっちり70gに合わせて詰めようとしてくれる人、
結構多いんです。が、これやると詰めるのにめっちゃ時間掛かります…。
なのでもちろんピッタリ合わせるに越したことはないんですが、しらすのような軽いものに関しては、指定のグラムより5グラム前後多い分には問題ないです。
詰め物は数をこなしていくとだんだんこの重さなら何グラムくらいだなっていうのが感覚で分かってきますよ。
グラム売りの商品は値段を意識する
慣れないうちは自分が今詰めている商品が値段をつけたらいくらになるかって全然分からないですよね。
私も最初の頃はそれを考えずに詰めてしまい、値段を付けている人に
『これ、量多すぎ!1パック1000円近くだよ』とか言われてえっ!?ってなったり笑
自分が詰める商品については、まずグラム売りか定額で販売するのか把握しておきましょう。
グラム売りの商品については、そのグラムあたりの値段(100gいくらか)に合わせて詰める量を考えます。
例えば、わかめやもずくなどの海藻類はグラム100円台と安いですね。
お客様が食べる量も考えて、150g〜200gくらいがちょうど良いと考えます。
刺身の切り落としやほたての貝柱など刺身類はグラム500円以上になることが多いですね。
この場合は、1パック100g〜120gを目安に詰めると、食べる量もちょうど良いし、買いやすい値段になるかな?
こんな感じで、商品を詰める際は1パックあたりの量、単価のバランスを考えて詰めていきましょう!
盛り付け方は周りの人に確認、売場の商品を観察
盛り付け方が分からない商品に関しては、まず周りの人にどう盛り付ければ良いか確認しましょう。
特に切身に関しては上司や魚を切る人によって『こう詰めて欲しい!』というこだわりがあったりします。
あとは売場の商品を見て、先輩方がどのように盛り付けているか勉強しましょう。
値付けの品番が覚えられない
値付けはオートパッカーや値付け機に品番を打ち込んでパックしたり値札を貼っていくわけですが、
商品も色々ある訳で開店前は忙しいし、品番を覚えるのも一苦労ですよね。
お店によっては誰でもすぐに値付けができるよう、あらかじめ商品名と品番が書かれた紙を用意しているところもありますが、そんなものを作る暇はないというお店が多いと思います…。
品番もやはり値付けの数をこなすことで覚えられる部分はありますが、少しでも早く覚えられるコツを紹介します。
メモをするのが基本
分からないうちはまず商品名と品番をメモをしておきましょう!
一度メモをしておけば、次からは周りにその都度聞いたり、あらゆる品番が書かれたリストからいちいち探し出す手間が省けます。
仕事をするお店の規模や品揃えにもよりますが、基本的に毎日出す商品って大体決まってるので、
『値付け商品が色々ありすぎてメモを探すのも一苦労…』なんてことはまず無いかと思われます。
なので、まず最初はメモをとることから始めていきましょう!
語呂合わせで覚える
ベタではありますが、品番は大体4桁が多いので語呂合わせで覚えることも可能です。
例えば、『7954→泣く子よ』『1123→良い兄さん』などなど…。
まったく関係ない語呂だけど意外と覚えられますよ笑
まずは売れ筋商品から少しずつ覚える
一気に全部覚えようと思っても無理な話なので、優先順位をつけて覚えていきましょう。
売れ筋商品とは名前の通りよく売れる商品で、つまり値付けの頻度が多い商品ということになります。
鮮魚のカテゴリーでざっくり言うと、刺身ならまぐろのサク、切身なら塩銀鮭の切身、小魚ならしらす干しなど。この辺はどこのスーパーでも間違いなく売れ筋商品だと思います。
『今日は塩銀鮭の2切と3切の品番を確実に覚えよう!』と言う感じで売れ筋商品から少しずつ覚えていくことで、作業スピードも上がりますよ!
値付け機の履歴・検索機能は極力使わない
品番が思い出せないとついつい値付け機の検索機能を使ってしまいがちですが、なるべく使わないようにしましょう。
検索って検索文字を打ち込んでから候補の一覧が表示されて、
『え〜っとこれか?これだっけ?』なんて目で追って探してると地味に時間がかかりますし、番号がいつまで経っても頭に入りません。
時間の余裕がある時やたまにしかつけないような商品の品番を検索するのは良いですが、
開店前の忙しい時間に、毎回毎回履歴や検索で探して呼び出しているとかなりのタイムロスになってしまいます。
覚えられるまではすぐに確認出来るようメモ帳に書いておき、その都度見る癖をつけましょう。
商品の場所が覚えられない
買い物をしていて精肉の売場で何がどこにあるか分からん!ってあまりないと思いますが、鮮魚はちょっと複雑ですね〜。
品出しの時にも時間がかかるし、お客様に、『コレはどこにあるの?』なんて聞かれる機会も多いから、ぜひ早くマスターしたいですよね!
売場の写真を撮る
私はこれが一番手っ取り早いと思って、売場の写真を撮って休憩中などに確認して覚えてました。
写真なのでメモで書くより効率も良いし頭に入ってきやすいと思います。
品出しする人も毎日同じ人じゃないし、季節や時期によって売場も変わるのでその都度開店時の売場の写真を撮って、色んな売場のパターンを勉強していました。
しかし写真を撮る際はお客様や他の従業員の人などに迷惑がかからないよう細心の注意は払いましょう。
まずはざっくりカテゴリごとに売場の場所を覚える
丸物(アジやイワシ、スルメイカなど丸の状態で調理が必要な魚)
生切身(ブリやサケ、タラやメカジキなどの生の切身)
刺身(まぐろやサーモンなどのサクもの、タコやエビ、イカ、盛り合わせなどなど)
海藻(めかぶやもずく、わかめ)
塩干(あじやほっけの干物、ししゃも、しらすとか)
まぁ商品カテゴリは他にもあるんですが、売場はこのような感じでカテゴリごとに配置されています。
まずざっくりと、ここが生切身の売場、ここが刺身、ここが海藻売場ね!って感じで覚えてみましょう。
ある程度覚えられたら、今度はそのカテゴリの中のそれぞれの単品の位置ですが、陳列ケースは大体棚になっているタイプが多いと思います。
棚の一番下の位置は各カテゴリ内で一番売れる商品を陳列します。その上の棚は2番目に売れるもの、一番上の棚には売上に拘らず品揃えしたい商品や上質商品を置くことが多いです。
品出しの際はまず棚の一番下に陳列する売れる商品から覚えていきましょう。
分からないことはすぐに聞く&売場をよく観察するのが仕事に早く慣れるコツ
一番良くないのは、分からないことをそのままにしておくことです。
忙しくてバタバタしてて人に聞きづらいことも多々あるかと思いますが、分からないまま作業を進めてミスをしてしまう方が自分も周りも大変です。
あとは出来るだけ売場を見に行く癖をつけましょう。開店前・開店直後・休憩に行く前・行った後など、
自分でタイミングを作り、商品はどのように並べられているか、自分の詰めた商品の見栄えや値段のバランスは問題無いか、売れ行きはどうかなどをチェックする。他の人の商品作りを見て勉強するのも大切です。
鮮魚のお仕事は慣れるまではなかなか大変ですが、1つ1つ出来るようになるととてもやりがいのある仕事です!
無理せず少しずつ頑張っていきましょ〜う!